多拠点居住推進会議
2017年8月18日(金)19:00~21:30
DIAGONAL RUN TOKYOにて開催
狭い日本を住みたおす。
一億総適材適所へ。
参加者全員が"有識者"「多拠点居住」をゼロからつくる公開会議
2033年、日本の空き家率は30%を超えるといわれています。
ただのハードだけの問題ではなく、この裏には社会を支える人の力が家とともに歯抜け状態になるということです。
家、山、土、水。これまで人の暮らしを静かに支えてきた豊かな資源が、人の手を失い朽ちようとしています。多拠点居住は、贅沢でも夢の暮らしでもありません。各地に散らばる資源やノウハウ、そして都市部の経済をも「かけもち」で守り営んでいく生き方です。
いくつもの場所を行き来し担うことは、人によっては重荷かもしれない。しかし人によっては重荷でなく、寧ろ自分を活かす武器となり、自分を生かす糧となるでしょう。
かつて移動を前提とし土地を渡った人々の血が我々の中にも流れているのなら、もう一度、生き方の選択肢を取り戻してみませんか。
私たちの、あなたの試みが、社会の閉塞に風穴を開けると信じてみませんか。
人口減少社会は、一人ひとりが広範囲で最大に力を発揮することを求めています。人口の奪い合いは個々の能力を地域に限定し、ときにミスマッチと囲い込みを引き起こし、移動気質の人々の力を押さえつけてしまいかねません。
多拠点居住推進会議は、地方側から人材の固定化に異を唱え、現代日本の流浪の民が縦横無尽に活躍する社会を、地域、民間、個人が共に考え、言葉を交わし、まだ見ぬ社会のカタチを創る試みです。
現代を生きるすべての参加者が「有識者」です。みなさんの知恵と手を貸してください。なぜ「多拠点」なのか
今、様々な立場・フィールドで人材の「多拠点」での活躍が求められています
地方視点 ~地域横断的な「人材」シェア
過疎高齢化が進み人口減少の危機を迎える地方では、都市部からの移住者を奪い合い、「人口」という数を求めるあまりミスマッチやすれ違いの不幸が起きています。
移住者を「人口」として自地域へ囲い込むのではなく、未来をともに創る「人材」として受け入れ、地域横断的な活躍を応援することで、本来の「よそ者」の力を地域にも最大に発揮してもらうことができます。
個人視点 ~激動の時代を生き抜く安全網
経済破綻、自然災害。ここ10年で私たち日本人は、強固であったはずの社会基盤が如何に壊れやすいものか、そして人の繋がりや信念といった目に見えないものが如何に力強いものであるかを知りました。
日本中に帰る場所があること、信頼できる人がいること、そして自分自身の中に多様性を有することは、不安に満ちた長い人生を支えるセーフティネットとなるはずです。
企業視点 ~多様な人材が課題を突破する
働き方改革の機運が高まり、企業に属するプレイヤーの中にも「経験を拡げたい」「ステップアップしたい」といった理由で、副業や仕事以外での活躍を希望する方が増えています。
様々な地域や分野に関わり、しなやかな暮らし・柔軟な人生観をもつプレイヤーは、めまぐるしく変化するビジネスシーンを突破し得るキーマンとなるでしょう。
イベントの見どころ
プレゼンテーション
多拠点居住推進の概要と可能性、多拠点居住普及に関する事例の紹介や、今後展開する企画などを発表します。
公開会議
多拠点居住の普及に向け、自治体や民間団体など立場を越えたあらゆる視点から討議します。参加者からも闊達な意見が上がることを期待しています。
ネットワーキング
登壇者、参加者全員でのグループディスカッションや交流会を行います。プレゼンテーションや公開会議で共感した人にも直接お話をすることができる場です。
登壇者・運営者紹介
菊地 友和(きくち・ともかず)
瀬戸内市集落支援員
岡山県瀬戸内市集落支援員/フリーランス 菊地 友和 (きくち ともかず)
昭和46年、東京生まれ。親の仕事により、幼少期〜青年期を東京、神奈川、北米、千葉などで過ごす。商業印刷やWebなど広報メディアの制作、企業の業務コンサルティング、ITコンサルティング業を担う。平成25年~27年、瀬戸内市地域おこし協力隊/フリーランスとして活動し、2015年~現在、裳掛(もかけ)地区集落支援員として活動。裳掛(もかけ)地区コミュニティ協議会メンバー有志が「もかけむらおこしプロジェクト」を立ち上げた際、その事務局を担当。岡山大学や岡大サークル、おかやまコープ等との交流・連携により、地区内において都市住民との交流と移住者の受入体制の整備及びその推進事業を実施。寒川 英里(さむかわ・えり)
cokowill / DIAGONAL RUN TOKYO
1981年神奈川県生まれ。幼い頃から「先生」に憧れ、教員免許を取得するべく、大学へ進学。「なぜ教師になりたいのか」という課題が出され、初めて理由を真剣に考え「先生」=「人の成長・変化に立ち会う人」だと思っていたこと、一方で教科を教える事は楽しいと感じていないことに気づく。私自身がワクワクしながら「人の成長・変化に関わる仕事」をするために(株)リクルートグループに入社し、人材領域の営業、企画、メンバー育成などに関わる。2009年の娘の誕生、復職を機に改めて何のために働くのかを考えた結果、私の人生の目的は「一人ひとりが自分らしく働き、生きるきっかけをつくる」ことであるとわかり、企業人事、コーチ、キャンパーとしてパラレルキャリアを実践。2016年4月に独立、7月に【ふみだす一歩を支援する】cokowillというwebメデイア、サービスをスタートし、自身の人生の目的を歩み続けている。
片山 昇平(かたやま・しょうへい)
福岡移住計画 / カタヤマファーム / DIAGONAL RUN TOKYO
1988年群馬県生まれ。群馬県在住、フリーランス 兼 農家。
18歳まで群馬で過ごし、田舎が嫌で大学進学と共に上京、そこから27歳まで東京に。新卒から約6年間、人材ベンチャーにて法人営業・キャリアコンサルタント、採用コンサルタントとして従事。専門領域は中途採用全般。
現在は、福岡移住計画に携わりながら、実家のある群馬県で農業をしたり、Webメディアで記事書いたり、様々な仕事をもつ。実家が重要有形文化財に指定されており、実家を使った音楽フェス「文化財ロック」の企画・運営も行う。山岸 竜也(やまぎし・たつや)
shinonome creation / 福井県南越前町 / 流動創生運営チーム
1982年北海道釧路市生まれ。東京にて写真撮影業や企画職、コミュニティ支援のNPO等で勤務後、東北や九州など各地のローカルプロジェクトに参画。現在は福井と東京を行き来しながら福井県南越前町事業、流動創生事業などのプロジェクトを行っている。
荒木 幸子(あらき・さちこ)
Takshif / 流動創生運営チーム
1985年横浜市出身。両親が東京生まれの転勤族だったため、帰るべき田舎を持たずに育つ。大学で歴史学や文化人類学を学び、都内SIer企業にてコンサルティング部隊に5年間所属。その間に3.11を経験し、政府や大企業といった大きな仕組みや社会の変動に脅かされず生きる方法を模索するため、これまでの環境を一転し、2013年から3年間、福井県南越前町にて地域おこし協力隊に着任。2015年からは、南越前町の委託を受けて、自らが地方創生事業として提案した「流動創生事業」の企画・運営を行っている。
開催日時
平成29年8月18日(金) 19:00~21:30
プログラム
・イベント主旨説明
・各団体による個別発表
・多拠点居住推進公開会議
・交流会(軽食あり)
※変更する可能性があります
開催場所
DIAGONAL RUN TOKYO
https://diagonal-run.jp/会場アクセス
- JR東京駅 徒歩約6分
- JR有楽町駅 徒歩約7分
- 東京メトロ銀座線 京橋駅 徒歩約3分
- 東京メトロ有楽町線 銀座1丁目駅 徒歩約4分
- 都営浅草線 宝町駅 徒歩約6分
参加費
お一人様2,000円
※軽食代を含みます。
※Peatixページからの事前のお支払いとなります。会場でのお支払いができませんので、予めご了承ください。
協力団体
他調整中
企画・運営
流動創生運営チーム © 2017